能登半島地震による道路盛土の被災状況調査と復旧
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概要
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能登半島地震により,能登有料道路では,柳田ICと穴水IC間の11個所で盛土が崩壊した.地震の発生後,ジオグリッドを用いた補強土(68個所)の調査を行ったが,変状は全くなく,補強土工法が耐震性に優れていることが実証された.能登有料道路で崩壊した盛土は,ジオテキスタイル補強盛土工法により復旧されることになった.横田ICでは,ONランプ(縦-10)および道路本線(縦-14)が崩壊したが,迂回路等の仮設道路の対策をとれず,盛土を早期に復旧させる必要があった.このためジオテキスタイル補強盛土の施工性を考慮して,大型土のうを用いた巻き込み形式の補強盛土で復旧することとした.本論文では,ジオグリッドを用いた補強土(68個所)の調査結果および横田IC付近で行った2個所の盛土の早期復旧工法の概要と施工の状況について報告する.
- 国際ジオシンセティックス学会 日本支部の論文
著者
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久保 哲也
前田工繊株式会社
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横田 善弘
前田工繊株式会社 開発製造本部
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横田 善弘
前田工織(株)
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辻 慎一郎
前田工繊株式会社 技術部
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横田 善弘
前田工繊株式会社 技術部
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久保 哲也
前田工繊株式会社 技術部
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