能登半島地震の復旧で施工したセンサー機能付補強土工法
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概要
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2007年3月25日に能登半島沖40km付近,マグニチュード6.9(震度6強)の能登半島地震が発生した.この能登半島地震により,道路・空港・鉄道施設,斜面および地盤(液状化)など,能登半島の多くの箇所で甚大な被害が発生した.能登有料道路付近では,700〜900galの地震加速度が計測され,徳田大津ICから穴水ICの区間の11箇所で盛土が大規模崩壊した.崩壊箇所は,暫定復旧により早期の復旧が図られ,その後,本復旧が施工された.本復旧は,強化復旧としてジオテキスタイルを用いた補強土工法で行われた.大規模崩壊した11箇所の一つである呼び名「縦-9現場」については,崩壊箇所の中でも延長250m,高さ25mと崩壊規模が大きいことから将来的に補強土の健全性が評価できるセンサー機能付補強土により復旧した.本論文は,「縦-9現場」での本復旧の施工時に実施した動態観測および施工後の計測結果について報告するものである.
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