単結晶シリコンカンチレバーの光熱励振法 : −高次振動モードを用いる液中ダイナミック原子間力顕微鏡の為に−
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概要
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単結晶シリコンカンチレバーの光熱励振法について解説する.カンチレバーは励振レーザーによって局所的に熱せられ,カンチレバーの厚み方向の温度勾配によって熱応力が発生する.カンチレバーは単一素材で構成されるため,長手方向への温度勾配は熱応力を発生しない.従って,周期的モード形状を有する高次振動モードを効率的に励起することが出来る.波長405nmおよび780nmのレーザーダイオードを用いてカンチレバーのたわみ2次モードを励起し,光熱励振法における励振効率の波長依存性を調べた.405nmレーザーは780nmレーザーに比べて2.3から4.2倍励振効率が高かった.この振動効率の差は各レーザーの外部透過率を計測することにより,シリコンの波長吸収特性に起因することが明らかになった.
著者
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西田 周平
東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター
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小林 大
東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター
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西森 勇貴
静岡大学電子工学研究所
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川勝 英樹
東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター
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小林 大
科学技術振興事業団
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川勝 英樹
東京大学生産技術研究所
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