遺伝的アルゴリズムを用いた交通事故対策の効果分析モデルに関する基礎的研究
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概要
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2003年までに日本は, 交通事故死者数がピーク時の1970年と比較し, 半数以下に減少させるまでに至った. 一方, 交通事故発生数と負傷者数には, 同様の減少傾向は見られず, 今後も交通事故対策の必要性は高い. しかし, これまでの交通事故対策は, 経験に基づいて行われてきた側面が否定できない. 今後は, より客観的なデータに基づいた事故分析, 対策立案, その効果の予測, 対策実施, そして事後評価が各段階に還元されるシステムが求められている. また, 今日までに費用制約のもと, 対策効果を明示的に取り図られたモデルは多くない. そこで, 交通事故データから交通事故対策の効果分析を行う一連のプロセスからなるモデルを構築し, その基礎的パフォーマンスを評価するプロトタイプモデルの提案を行った.
- 社会技術研究会の論文
著者
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加藤 浩徳
東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻
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高橋 清
北見工業大学土木開発工学科
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寺部 慎太郎
東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻
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寺部 慎太郎
高知工科大学 社会システム工学科
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有村 幹治
北海道開発土木研究所 道路部 防災雪氷研究室
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小澤 義一
北見工業大学大学院 土木開発工学専攻
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加藤 浩徳
東京大学大学院
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高橋 清
北見工業大学
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高橋 清
北見工業大学 土木開発工学科
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