日本のバス・システムは海外輸出できるのか?
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概要
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本論文は,日本のバス関連産業の海外進出に関する関係主体の認識をインタビューにより明らかすることで,日本のバス・システムの海外展開の可能性を検討するものである.今回は,進出対象としてASEAN諸国を含むアジアの途上国を念頭に置き,調査を行った.その結果,現時点では,バス関連産業の海外進出は不可能ではないもののかなり困難であることを示した.これは,個々の関係主体が海外進出にインセンティブを感じていないことやリーダーが不在であることが主な原因である.また,根本的に,乗合バスは地域固有性が強く外部関係者の市場参入が困難であること,バス市場の規模がかなり小さいこと,日本のバス・システムが世界的に見て独自の進化を遂げたことも背景要因であることを示した.最後に,我が国のバス・システムの海外展開実現のための条件について考察を行った.
著者
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加藤 浩徳
東京大学大学院
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齊藤 純一
東京大学公共政策学教育部公共管理コース
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安原 健朗
東京大学公共政策学教育部公共管理コース
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川村 亮真
東京大学公共政策学教育部公共管理コース
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阪下 竜也
東京大学公共政策学教育部公共管理コース
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高木 康一
東京大学公共政策学教育部公共管理コース
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