間伐施業地における腐朽被害実態調査
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概要
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群馬県のスギ、ヒノキ人工林では木材価格の低迷により、伐期を延ばす傾向が続いている。長伐期施業の中で重要な病害の一つは根株腐朽病である。今回は、長伐期施業を進める上で重要な根株腐朽被害について調査を行った。調査結果から、群馬県のスギ・ヒノキ・カラマツ人工林における腐朽被害率は低く、根株腐朽被害が少ない林分が多いと考えられた。一方、調査地内ではスギ溝腐病やヒノキ漏脂病の病害が確認された。一方、北群馬郡榛東村の林業試験場内で2010年にヒノキの伐採を行った林分で、根株に腐朽の被害が高頻度で見られた。そのため、腐朽が認められた被害木で腐朽の及んでいる範囲を調べる目的で、試験揚内のヒノキ林で被害部位の地際から樹幹方向への高さ(以下、腐朽高)を調査した。
- 2012-04-00
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