ブロスNPD方式ガスクロマトグラフィーによる食品中の多成分残留農薬分析法の検討(2)
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概要
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ブロスNPD方式ガスクロマトグラフィー(GC-ブロスNPD)による食品中の多成分残留農薬分析法について、試料にホウレンソウを用いて再検討した。試料からアセトニトリル抽出・水層分離法、次いで酢酸エチル再溶解・脱水法により粗抽出液を得たのち、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)/グラファイトカーボンカラムクロマトグラフィー、次いでシリカゲル/PSAカートリッジカラムクロマトグラフィーにより精製し、GC-ブロスNPDで測定した。今回、対象農薬の見直しを行い、新たに15種類を加えた48種類の含窒素農薬について検証したところ、10回繰り返し測定における保持時間とピーク面積の相対標準偏差は、それぞれ0。01~0。03%(平均0。01%)、0。7~3。4%(平均1。2%)、検量線の直線範囲は3オーダー以上(r2≧0。995)、検出限界は1~5ng/gであった。また、ホウレンソウからの48農薬の添加回収率は、クロロタロニル、キノメチオネートおよびアクリナトリンを除いて75。2~105。6%(相対標準偏差<8。4%)と良好であった。
- [愛知県衛生研究所]の論文
- 2012-03-00
著者
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