卵白リゾチーム添加牛乳における細菌の抑制について
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概要
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牛乳の代表的な高,中および低温菌とみられるB.subtilis,S.lactisおよびグラム陰性の低温性桿菌の3菌株を供試し,脱脂乳中における卵白リゾチームの抑制効果を検討した. B.subtilisは45℃,S.lactisは35℃で24時間培養後,それぞれリゾチーム濃度0.025%および0.05%以上で抑制効果が認められた. そしてリゾチーム濃度(0~0.1%)の高いほどその効果は大きかったが,培養の経過に伴なって抑制効果は減退した. 低温菌は25℃に培養した場合,リゾチーム濃度0.1%でもまったく抑制効果は認められなかった. また自然汚染状態の生乳について別に行なった実験においても,抑制効果が認められなかった。
- 岡山大学農学部の論文
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