コイ Cyprinus carpio カテプシンS遺伝子のクローニング
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概要
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魚類カテプシンL は比活性の高いsingle-chain form で存在している事が知られており、海洋生物由来遺伝子資源として食肉への応用も十分に可能であると思われる。しかしながら、今まで単離精製されてきた魚類カテプシンL がアイソフォームである可能性は否定できない。そこで本研究ではコイカテプシンL 様酵素の遺伝子クローニングを試みた。RT-PCR の結果、約半数のクローンはコイカテプシンL であり、その他のクローンはカテプシンS 様酵素であった。このことにより、コイカテプシンL にアイソフォームは存在せず、比活性の高い状態で存在していることがわかった。以上のことにより食肉への添加などによる熟成度の向上、新規機能性ペプチド産生などの効果が期待できるものと考えられる。
- 近畿大学先端技術総合研究所,キンキ ダイガク センタンギジュツ ソウゴウ ケンキュウショ,Kinki daigaku sentangijutsu sogo kenkyushoの論文
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