企業倫理のパースペクティブ - シュタインマンの企業倫理論に関する研究-
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概要
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企業倫理という分野の研究はドイツ語圏の諸国において、1980 年代なかば頃に始まり、そして1990 年代にブームとも評される活況を呈するようになった。本稿の課題は、企業倫理という分野が視界に置いているもの、その内容と可能性を点検することにある。その場合、取り扱いの対象として、シュタインマンを中心とする研究グループの学説を選抜し、これに限定した。かれらの業績がドイツ語圏において、企業倫理という「狭く限定された」分野を代表するものであると考えるからである。本稿は、「企業行動とモラル」に関する研究成果の構造化の一環としての位置を占めている。1 はじめに2 企業行動の枠組み秩序と企業倫理3 企業不祥事の内部要因4 企業倫理の事例と理論5 四層構造から成る全体構想のなかの企業倫理6 おわりに
- 2009-12-31
著者
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