「企業行動のモラル化」に関する基本構想 : ホーマンからラマースとシュミッツへの展開に関連して
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概要
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モラルに反する企業行動を防止するために、誰あるいはどこが貢献することができるか。具体的には、法令、業界のレベル、個別の企業レベル、さちに企業内の諸レベル等のうち、どのレベルに、どのような責任が割り当てられるか。モラルに反する問題が発生したとき、その解決のために、どのレベルが動員され、それぞれ、どのように機能することができるか。私は、これらに関する議論を体系的に整理しておくことが、企業行動のモラル化の意欲と努力を実効力あるものにするために必須であると考えている。この作業を、私は数年前から、ドイツにおける関連する領域の文献史を整理することを通じて試みている。本稿は、その成果の一部分である。緊急の問題解決に追われるなかで、企業行動のモラル化に関する文献史の整理は遅れが目立つ分野である。
- 尾道大学の論文
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