私たちはドイツの経営学といかに向き合うべきか : 森哲彦教授の批判に答える
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概要
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日本における経営学の教育と研究は、社会科学の多くの分野のそれと同様に、欧米諸国、特にドイツとアメリカ合衆国からの影響のもとに営まれてきた。日本の経営学の研究者にとっては、これら両国の経営学の特質をどこに求めるか、そこから何を受け取るかは、重要な問題の一つであり続けている。本稿では、第1に、森哲彦氏による岡本批判に答えながら、ドイツの経営学を私たちはいかに受け止めるべきか、そこから何を得ることができるか、について論じる。そして第2に、第1の点に関する議論を踏まえて、森の近著『ドイツ経営経済学』を論評する。ドイツの経営学の歴史と特質、経営学の体系と内容、そして管理と会計、価値循環と会計が本稿の主要な論述領域である。
- 2004-12-31
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