自然物を採り入れた保育実践の研究 ─幼児の豊かな感性を育てることを目指して─
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概要
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本研究は、自然物としての果実を活用した保育実践に、季節の推移と果実の成長変化を勘案しながら取り組んできたものである。その背後では自然物を活用することによって幼児の感性を育てることができるであろうという仮説を持っている。保育実践の結果、奈良教育大学附属幼稚園の自然に恵まれた環境構成を基盤に、幼児は多様な学びを獲得してきたといえる。担任の諸記録や担任と幼児との間に交わされた会話記録などは、奈良教育大学附属幼稚園の取り組みが幼児の感性を高めることに十分に寄与したであろうことを如実に示すものであった。また、これらの保育実践は保護者の関心を呼び覚ましたこともわかり、保護者の理解のもとに展開してきたことがわかった。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2006-03-31
著者
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前田 喜四雄
奈良教育大学教育学部附属自然環境教育センター
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前田 喜四雄
奈良教育大学教育学部付属自然環境教育センター
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前田 喜四雄
Npo法人東洋蝙蝠研究所
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前田 喜四雄
奈良教育大学
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Maeda Kishio
Department Of Anatomy Gifu College Of Dentistry
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Maeda Kishio
Center For Natural Environment Education Nara University Of Education
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