Brugia pahangi感染ラット,ジャード,マウスにおける好酸球応答の差異
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概要
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雄のWistarラット,モンゴリアンジャード,BALB/cマウスにおけるBrugia pahangi感染後の末梢血好酸球の動態を調べた.感染後早期(ピークは2-4週)の好酸球応答は,動物種間で差がなく認められた.慢性期の好酸球応答は動物種間で差が認められた.すなわち,マウスにおいてはこの時期の好酸球応答は認められなかった.ジャードでは感染後10-15週で一過性に弱い好酸球応答が認められたが,持続的なミクロフィラリア血症にも拘らず16週までに正常値にもどった.一方,ラットにおいてはミクロフィラリアの出現している期間持続して好酸球の応答が認められた.Peripheral blood eosinophil responses of Wistar rats, Mongolian jirds and BALB/c mice were examined during the course of Brugia pahangi infection. Eosinophil responses developed during early prepatent phase of infection (peaking at 2-4 weeks) independent of host species. Patent phase eosinophil responses were different from each other, namely, mice lacked this phase response. Jirds showed weak and transient eosinophil response (at 10-15 weeks) but it was completely suppressed to normal level within 16th week of infection in contrast to those continuous response in rats over 60th week.
- 長崎大学熱帯医学研究所,Institute of Tropical Medicine, Nagasaki Universityの論文
- 1987-03-31
著者
-
藤田 紘一郎
Section Of Environmental Parasitology Department Of International Health Development Division Of Pub
-
中西 弘有
長崎大学 医動物
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