非同期分散マイクロアレイのための振幅スペクトルビームフォーマを用いた音声強調手法(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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非同期分散マイクロホンアレイ処理は,従来のマイクロホンアレイ処理に比べ広範囲の収音や様々場所にマイクロホンを配置することが可能となる.しかし,各端末が異なるクロックのA/D変換器によって音を収音するため,収音した信号のサンプリングが非同期となる.そのため,各々の信号の位相差が時間とともに変化する.この位相ずれによって従来のマイクロホンアレイ処理の性能が大きく劣化する.本稿では,非同期サンプリングの影響の受けにくい振幅スペクトル領域で,音声のスパース性を利用して目的音の音声を強調する振幅スペクトルビームフォーマを提案する.また,非同期収音信号で動作する発話者分類手法を提案し,振幅スペクトルビームフォーマと合わせた音声強調手法の性能改善を確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2014-01-20
著者
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