DTD存在下における兄弟軸を含むPositive XPathクエリの恒真性判定問題(論理と形式手法)
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概要
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近年、構造化データを記述可能なXMLが盛んに利用されており、XML文書の特定の要素を指定する問合せ言語としてXPathが広く用いられている。XPathは、XML文書を木構造に見立て、その根頂点からの経路を記述することで、XML文書の特定の要素を指定する問合せ言語である。与えられたXPathクエリpに対してDTD Dに従うすべてのXML文書が解をもつとき、pはDのもとで恒真であるという。この恒真性を判定することは、XMLデータマッピング等において有用であることが知られている。本稿では、Positive XPathクエリの恒真性判定問題の計算複雑性について議論する。まず、XPathクエリが子軸、子孫軸、兄弟軸、ワイルドカードのみを含む場合にcoNP困難であることを示す。そして、子軸、兄弟軸、述語にワイルドカードを含めた場合にPTIMEに属することを示す。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-01-03
著者
-
橋本 健二
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
石原 靖哲
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
楠 洋平
大阪大学大学院情報科学研究科
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科
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