オブジェクト指向データベースにおける推論攻撃不可能性の逐次的検査法
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概要
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データベースの安全性を維持するためには推論攻撃の可能性を検出することが重要である.推論攻撃とは, 許可された問い合わせの実行結果を用いて, 許可されてない問い合わせの実行結果を得ようと試みることである.オブジェクト指向データベースでは, 推論攻撃に対する安全性検査はデータベースのサイズの多項式時間で行えることがわかっている.しかし, データベースインスタンスやアクセス権が一部更新されたときに最初から安全性検査をやり直すのは非効率的である.本稿では, オブジェクト間の到達可能性という概念を導入し, それを用いてデータベースの更新が安全性を保存するための十分条件を求め, それに基づいた逐次的検査法を提案する.データベースがある条件を満たす場合は提案手法は従来法より効率よく安全性を判定できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-16
著者
-
藤原 融
大阪大学大学院情報科学研究科
-
石原 靖哲
大阪大学大学院情報科学研究科
-
藤原 融
大阪大学 大学院情報科学研究科
-
森 健吾
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
森 健吾
大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系
-
石原 靖哲
大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系
-
石原 靖哲
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科
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