グループ署名を用いた秘密投票プロトコル
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概要
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秘密投票プロトコルの公平性とは, 各投票者が他の投票の情報を得た後で投票結果に影響を与えられないことである. 公平なプロトコルとして, 各投票者が投票を暗号化して匿名通信路を通じて公開し, 投票締め切り後鍵を匿名で公開することで自分の投票内容を開示する方式が提案されている. 本報告では, このプロトコルが公平性を満たさないことを示し, リンク可能なグループ署名を用いた公平性を満たす秘密投票プロトコルを提案する.グループ署名では, 検証者は署名がグループに所属する者の正当な署名であることを検証できるが, グループ中の誰が署名したかは判らない. また, 必要があれば, 何らかの方法で署名者を特定できる. リンク可能なグループ署名ではさらにある署名の署名者と別の署名の署名者が等しいかどうか検証できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-06
著者
-
藤原 融
大阪大学大学院情報科学研究科
-
渡辺 創
産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター
-
渡辺 創
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
中西 透
大阪大学大学院 基礎工学研究科 情報数理系専攻
-
渡辺 創
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系
-
藤原 融
大阪大学大学院基礎工学研究科
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