2つの駆動周波数を用いた縦-ねじり複合振動による超音波接合の基礎検討(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)

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概要

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超音波振動による金属の接合に,縦ねじり複合振動を用いた方法がある.しかし,この方法は,振動の軌跡が直線状になりやすいため,接合強度が方向によって違いが生じる問題がある.そこで,著者らはこれらの問題を解決するための新たな接合方法の開発を目的としている.これまでの検討で,斜めスリットを設けた縦-ねじり複合振動体の駆動にそれぞれの共振周波数を加えることにより,面状の振動軌跡が得られることを明らかにしている.本稿では,この振動体によって得られる面状の振動軌跡を用いて銅板とアルミニウム板の接合実験を行い,接合強度の測定を行った.その結果,本接合方法は同じ加圧,時間の場合において,1つの周波数を加えた線状の振動軌跡を用いた接合に対し,高い強度が得られることが分かった.また,同じ強度を得るために必要な縦振動振幅は小さくて良いことが分かった.
2013-01-17

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