縦-ねじり超音波複合振動による脆性材料の穴あけ加工特性 : 加工圧と加工時間の関係(強力超音波,一般)

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概要

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縦-ねじり振動変換器である斜めスリットを用いた複合振動源の応用として,超音波溶接や超音波アクチュエータなどがある.しかし,これまでに斜めスリットを用いた複合振動源と遊離砥粒による超音波加工を行った例はほとんどない.筆者らは,斜めスリットを用いた縦-ねじり複合振動源による穴あけ加工の開発を目的としている.これまで,複合振動源と斜めスリットを用いていない縦振動源について,加工圧を0.5 MPa一定とした場合の加工特性の比較を行い,加工時間は複合振動源を用いることにより,縦振動源と比較して短縮できることを報告した.本稿では,縦振動源と複合振動源を用いて,加工圧を変化させた場合におけるソーダライムガラスへの穴あけ加工を行い,加工特性の検討を行った.その結果,複合振動源と縦振動源とで最適加工圧が,異なることを明らかにした.また,両振動源の最適加工圧における加工時間は,複合振動源を用いることにより短縮できることを明らかにした.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-12-11

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