縦-ねじり超音波複合振動による脆性素材の穴あけ加工特性(強力超音波,一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
縦-ねじり振動変換器である斜めスリットを用いた複合振動体の応用として,超音波溶接や超音波アクチュエータなどが試みられている.しかし,これまでに斜めスリットを用いた複合振動体と遊離低粒を用いて超音波加工に応用した例はほとんどない.筆者らは,斜めスリットを用いた縦-ねじり複合振動体による穴あけ加工の開発を目的としている.これまで,斜めスリットの条件を変化させた場合の振動体の縦-ねじり振動特性について検討を行い,振動体先端で大きな複合振動が得られる条件を明らかにした.本稿では,脆性素材としてソーダライムガラスを用い,複合振動体と縦振動体による穴あけ加工の検討を行い、穴あけ加工特性として,加工穴の真円度,及び加工時間の測定を行った.その結果,真円度は複合振動体による加工で縦振動体よりも改善することがわかった.一方,加工時間は複合振動体による加工と縦振動体による加工では大きな変化は無かった.
2011-12-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク