ヘモネティクスマルチコンポーネントシステムによる末梢血幹細胞採取
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概要
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間欠血流式で濃縮のためのポンプを有するHaemonetics Multi Component System(Multi)を用いて悪性腫瘍患者5症例につき,12回の末梢血幹細胞(PBSC)を採取した.3または4回の濃縮を含む12から18回のサイクルで単核細胞を採取した.採取の所要時間は,259.9±37.9分,全血処理量101.0±15.2ml/kgで,採取物は容量106.3±20.6ml,全有核細胞数2.86±0.75×10^8/kg,単核細胞数2.64±0.80×10^8/kg,CD34陽性細胞数0.79±0.93×10^6/kgであった.単核細胞とCD34陽性細胞の採取効率はそれぞれ195.8±127.6および102.5±41.9%であった.これらの成績を当院にてSpectraを用いて行った5症例11回のPBSC採取と比較したところ,単核細胞およびCD34陽性細胞の採取細胞数,採取効率はほぼ同様であった.我々の経験からMultiは以下のような利点があるものと考えられた.移動性がよい,血管確保は1経路でよい,全自動である,および騒音,振動が少ないなどである.
- 日本アフェレシス学会の論文
- 1996-05-31
著者
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