光CDMを用いた光ブロードキャストネットワークの構成および通信手法(フォトニックネットワーク関連技術,一般)

概要

論文の詳細を見る
光回線交換通信は、光パスの設定のために少なくともネットワークの往復伝播遅延に相当する時間オーバヘッドが必要となるため、ネットワークを流れる個々のトラフィックサイズが小さくなると、光パス設定の時間オーバヘッドが相対的に大きくなり、性能が低下する問題がある。この問題に対して以前の研究で我々は、光回線交換通信に加えて、呼ごとに光パスの設定を行わない光ブロードキャスト通信を組み合わせたハイブリッド光ネットワークを提案し、その性能を評価した。しかし、以前に提案した階層型ツリー構造を構成する論理トポロジでは、光ブロードキャスト通信においてノード上の衝突が不可避であり、低負荷環境下でも呼損率が大きいという問題があった。本稿では、呼設定を行わない光ブロードキャストネットワークでも衝突が起こらない、スター型とバス型を合わせた新しい論理トポロジ設計を提案し、その課題点を議論した。また、提案論理トポロジ上で効率的に光ブロードキャスト通信を行う方法を提案した。さらに、シミュレーションによって、従来の階層型ツリートポロジと提案論理トポロジ上で光ブロードキャスト通信の性能を比較し、低負荷環境下で呼損率を大きく抑えられることを明らかにした。
2013-03-04

光CDMを用いた光ブロードキャストネットワークの構成および通信手法(フォトニックネットワーク関連技術,一般)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク