Diffserv AF環境において動的な契約帯域制御を行う大規模データ転送方式(ネットワーク品質・制御,<特集>情報洪水時代のネットワークサービス)

概要

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広域ネットワークを介した大量のデータ転送に,性能保証を必要とするアプリケーションのための,データ転送技術の研究を行っている.この種のアプリケーションでは,グリッドにおけるパイプライン処理や計算機の遠隔バックアップ等,処理の効率的な実行や,終了時間の保証のために,データ転送の所要時間見積りと,見積り時間内にデータ転送が終了するよう性能保証を行うことが有効である.しかし,性能を保証するために,広域網との間で帯域を契約する場合,契約帯域に応じた経費が必要になることが多い.性能保証に必要な契約すべき帯域を削減することができれば,アプリケーションを実行するシステムの運用コストを低減させることが可能となる.本研究では,各データ転送がスループット保証に必要とする.契約帯域を消減する方式を提案する.提案方式では,DiffservのAFサービス,複数のTCPコネクショシとTCPに対してウィンドウサイズの制御を行うデータ転送手法および契約帯域を性能保証に必要な最小値となるよう定期的に制御する手法を組み合わせる.さらに,シミュレーションによる評価を行い,同一負荷時に必要となる契約帯域を減少させることができること,データ転送が指定されな性能を確保できることを確認した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2008-02-15

Diffserv AF環境において動的な契約帯域制御を行う大規模データ転送方式(ネットワーク品質・制御,<特集>情報洪水時代のネットワークサービス)

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