子の情報をきっかけとした別居親子間コミュニケーション促進手法(『場のデザイン』及びコミュニケーション一般)

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概要

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遠距離に住む親子間のコミュニケーション支援は,親の情報を子に伝えて連絡のきっかけを与えるものが多い.しかし,相手の情報に対するニーズはむしろ親の方が強いと示唆する結果もある.本研究では,子の情報を親に伝えることがきっかけになると考え,どのような情報が親からの連絡を促すかを明らかにする.娘と離れて暮らす母3名を対象に調査した結果,娘の情報をきっかけに母からの連絡の頻度が増加し,娘との交流を楽しむよう連絡の目的が変化したことを確認した.変化をもたらした要因として,娘の生活に関する情報を知ることで娘のことをより理解したいという動機につながったこと,娘の交流意思を感じ一方通行のコミュニケーションに対する恐れが弱まったことが考えられた.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-02-25

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