1146 セメント硬化体の硫酸による劣化に硫酸濃度が与える影響についての研究(耐久性一般)
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概要
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本研究では,硫酸濃度によってセメント硬化体の劣化形態が変化する点に着目し,既往の研究例が少ない,低濃度の硫酸を用いた浸漬実験を行った。供試体はW/C及びS/Cを変化させ,硫酸の濃度及び配合が劣化部の剥落性状に及ぼす影響を実験的に検討した。その結果,低濃度硫酸では,供試体表面での反応および膨張よりも,供試体内部への硫酸浸透の影響が卓越して劣化が生じるために,粗な配合である高W/Cほど不利となることが分かった。また、低濃度硫酸の場合では,S/Cがある程度大きくなると劣化部分の剥落は抑制される結果となり,細骨材による劣化抑制効果があることが示された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2007-07-30
著者
-
久田 真
東北大学大学院
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皆川 浩
東北大学大学院
-
納口 恭太朗
東北大学大学院工学研究科土木工学科専攻
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皆川 浩
東京工業大学大学院博士課程国際開発工学専攻
-
納口 恭太朗
東北大学大学院工学研究科土木工学専攻
-
寺林 明日美
東北大学大学院工学研究科土木工学専攻
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