2段階重複排除の効果の分析
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概要
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企業などの大規模データストレージでは,保持するデータ量が年々増加している.この大容量のストレージ内には,同一または類似したファイルが増え,無駄なデータ領域を消費する傾向にある.そこで注目されているのが,データ重複排除技術である.重複排除技術は、ファイルの重複部分をひとつにまとめてファイル量を削減する技術である。2 段階重複排除は重複排除を 2 段階に分けることで、データ削減効果を維持しながら重複排除の処理時間の短縮を図る。本研究は、この 2 段階重複排除のデータ削減効果と処理時間の短縮特性を明らかにした。その結果、2 段階にすることによりメタデータを含むデータの削減率は 3%前後低下するが、処理時間は 20%から 35%程度短縮する結果となった。
- 2014-02-24
著者
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木下 俊之
東京工科大
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木下 俊之
東京工科大学大学院,コンピュータサイエンス専攻
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山崎 寛人
東京工科大学大学院,コンピュータサイエンス専攻
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小池 到
東京工科大学大学院,コンピュータサイエンス専攻
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