点描画を用いたCAPTCHAの提案
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概要
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CAPTCHAには文字を変形させた方法が多く用いられているが,最近はこの方法は破られつつある.そこで本研究では,人間の知識と連想力に着目した点描画による方法を提案した.従来の方法は,多くが文字を崩したり回転させたりして判読を難しくしていたが,文字自体は完全な線で表されている.提案手法では,文字を点で表した点描画文字を用いる.点描画文字を,人間は知識と連想力を用いて識別するが,コンピュータには容易に読み取れないと考えられる.具体的には,各文字の特徴点を抽出し,その特徴点だけを見せた場合と,特徴点にその平均1%,平均2%,平均5%パーセントの点をランダムに付加した場合のそれぞれについて,人間が何パーセント付加すると読み取れるかを解析した.その結果,人間は平均2%付加した場合まで識別可能であることが明らかにした.
- 2010-09-03
著者
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木下 俊之
東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科コンピュータサイエンス専攻
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堀江 真一郎
東京工科大学バイオ・情報メディア研究科
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木下 俊之
東京工科大学
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木下 俊之
東京工科大学バイオ・情報メディア研究科
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木下 俊之
東京工科大
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