学習型超解像処理を用いた道路補助標識の認識

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概要

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通行車両に掲示される各種の標識は,道路を安全に走行する上で有用な情報を示すものである.そこで,走行中に車載カメラを用いて道路情景を撮影して,取得した画像を解析することで標識内容を自動認識する手法が提案されている.しかし.車載カメラの解像度などにより,認識率が低くなる場合がある.その対策として,画像の解像度を上げるために連続した複数のフレーム画像を用いる手法があるが,取得フレーム数が十分でなければ認識率の向上に寄与できない.また,補助標識においては,構成される色や標識板の形状による標識内容の絞り込みが不可能である.本研究では,補助標識の内容を単数フレームの撮影画像で高精度な認識を可能にする方法として,撮影画像の超解像処理による高解像度化を検討する.従来の学習型1フレーム超解像における高周波成分の選択方法では,出力画像中の文字の体裁が整わず,文字認識に失敗する場合があるため,新たな高周波成分の選択方法を提案する.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-11-19

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