ツキヨタケ(Omphalotus guepiniformis)由来物質illudin Sの毒性の再検討 : 抗菌および抗線虫活性
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概要
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毒きのこツキヨタケ(Omphalotus guepiniformis)は,嘔吐と下痢の徴候を引き起こすとされている.ツキヨタケ子実体中に検出されるilludin Sがその原因物質であると考えられているが,その作用については不明な点が多い.本研究では,ツキヨタケ自身の生存におけるilludin S産生の意義を考察する目的で,illudin Sの細菌,真菌,線虫に対する作用を検討した.抗線虫活性は,抗細菌活性と同様に検出できたが,真菌の増殖には全く影響しなかった.これらの成績は,illudin Sが抗線虫活性を持つことを記した初めての報告である.
- 2013-07-31
著者
-
河野 強
鳥取大院・農
-
河野 強
鳥取大学農学部
-
霜村 典宏
鳥取大学農学部
-
北村 直樹
鳥取大学農学部獣医学科獣医生理学教室
-
一柳 剛
鳥取大学農学部
-
霜村 典宏
(財)日本きのこセンター菌蕈研究所:(現)鳥取大学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター
-
會見 忠則
鳥取大学農学部微生物資源学分野
-
河野 強
鳥取大・農・生資環:鳥取大院・連合農学
-
河野 強
鳥取大・院
-
中島 清美
鳥取大学農学部
-
春口 佐知
鳥取大学農学部
-
増田 健太
鳥取大学農学部
-
松永 洋平
鳥取大学農学部
-
モンコンタナーラク ウィヤダ
鳥取大学農学部
-
金田 依子
鳥取大学農学部
-
會見 忠則
鳥取大学農学部
-
霜村 典宏
鳥取大学農学部生物資源環境学科
-
春口 佐知
鳥取大学農学部生物資源環境学科
-
北村 直樹
鳥取大学農学部
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