子どもの体格と子どもの生活習慣や体型に関する親の認識との関連
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概要
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【目的】未就学児における生活習慣と体格の関連を明らかにする.【方法】4〜6歳児を持つ親347人に児の生活習慣や体型に関する認識,出生時から現在迄の5時点の体格について自記式質問紙を用いて尋ねた.【結果】脂肪や食事量の過剰摂取,よく噛まない生活習慣にある児はカウプ指数が高く,これらは小児肥満の関連要因とも一致した.親は児の体格を正しく認識しており,将来の肥満への移行を気にかけている親の児のカウプ指数は高かった.児の現在のカウプ指数は,4ヵ月・1歳6ヵ月・3歳時のカウプ指数との高い正の相関がみられた.【考察及び結論】4〜6歳児の体格は食習慣を中心とした生活習慣に関連していた.未就学児と親に対する小児肥満予防の介入は生活習慣が確立する早い時期から行うことが必要となる.また,生後4ヵ月から3歳までのカウプ指数は4〜6歳の体格を予測する指標となる可能性が示唆された.
- 2008-03-31
著者
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木浪 智佳子
北海道医療大学 看護福祉学部
-
三国 久美
北海道医療大学 看護福祉学部
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三国 久美
東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科
-
萬 美奈子
北海道医療大学看護福祉学部
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三国 久美
北海道医療大学看護福祉学部地域看護部門
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萬 美奈子
北海道医療大学看護福祉学部看護学科
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