通所介護利用高齢者の居宅生活活動の実態とサービス利用による影響
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概要
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1.研究の目的:通所介護利用者の居宅での生活実態を生活時間調査から分析し,サービス利用による居宅生活への影響を明らかにする.2研究デザイン:対象は,通所介護の利用者,およびその家族とし(116人),研究方法は,利用者の基本的情報は台帳から収集,利用者評価は,聞き取りと配票調査法にて行う.3.研究結果:高齢者は要介護状態になると,居宅での活動水準は加速的に低下する.通所介護利用時には,障害に関係なく生活の規則性と楽しみが得られ活動は拡大する.しかし,居宅での生活とサービス利用時における生活の過ごし方に大きな開きがあり,高齢者が居宅(内の世界)から解放されないことにより,活動能力を低下させていることが明らかになった.サービス利用により居宅生活へのよい影響を引き出していく支援が必要であり,通所介護では,連続的,全体的な視点から生活を支援することが今後の課題となる.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2003-10-01
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