経年別教育プログラムの検討 : 病院看護師の教育ニードと必要と認識する研修内容の分析より
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概要
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本研究の目的は、本学と提携するA病院に勤務する看護師の教育ニード及び、看護師らが必要と考える研修に対する認識を明らかにし、院内教育プログラムへの示唆を得ることである。教育ニードアセスメントツール(臨床看護師用)及び、A病院の教育担当者らが検討した研修項目の必要性を問う質問紙を用いた。分析対象はA病院の看護師360名で、調査の結果、看護師全体の学習ニードは中得点領域に相当し、病院に勤務する看護専門職者として平均的な状態にあり、「主体的に学習・研究を行い、看護専門職者としての発達を志向する」教育ニードが最も高かった。看護師が必要と認識している研修は、「医療・看護経済」、「論文の書き方」、「看護研究」などであった。経年別では、経験1年目に次いで3年目に学習ニードが高く、10年目以降では有意に学習ニードが低かった。経験10年目以降の者は、ターミナルケアやスキンケアなどに加えて基本的な知識や技術などの研修の必要性を強く認識していた。経験3年目に学習ニードが一時的に下がる傾向にあることから、経験2〜3年目にかけての教育プログラムの改善や経験10年目以上への看護の専門性を追求できる教育プログラムの充実の必要性が示唆された。
- 2011-12-29
著者
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九津見 雅美
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻総合保健看護科学分野総合ヘルスプロモーション科学講座
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中岡 亜希子
千里金蘭大学看護学部看護学科
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九津見 雅美
千里金蘭大学看護学部
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門 千歳
財団法人住友病院
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八木 夏紀
財団法人住友病院
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緒方 由美子
財団法人住友病院
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福岡 富子
財団法人住友病院
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福岡 富子
一般財団法人住友病院看護部
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中岡 亜希子
千里金蘭大学看護学部
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