岡山県北部のヒノキ高齢林における下層植生の現存量および植被率の推定
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概要
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岡山県北部の70〜95年生のヒノキ高齢林を対象とし,下層植生の現存量および植被率が立木密度,平均胸高直径,胸高断面積合計,樹冠投影面積合計等の森林構造および相対照度から推定可能かを検討した。立木密度(SD,本/ha)と相対照度(RLI,%)の関係は累乗式が成り立った(RLI=6320 SD^<-1.10>, r^2=0.679, P<0.01)。相対照度と下層植生の現存量(B,ton/ha)および植被率(V,%)との関係はそれぞれ累乗式(B=0.288 RLI^<1.24>, r^2=0.460, P<0.05),一次式(V=3.57 RLI+27.29, r^2=0.365, P<0.05)が成り立った。下層植生量および植被率は平均胸高直径とも有意な相関関係があった(r^2=0.600, r^2=0.514, P<0.01)。立木密度,相対照度,平均胸高直径のいずれかから,下層植生の現存量または植被率を推定することが可能であると推察された。
- 応用森林学会の論文
- 2003-09-29
著者
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