SQUIDを用いた液相磁気的免疫検査のための磁気マーカーの評価(超伝導センシング基盤技術及びその応用,一般)

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概要

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SQUIDと磁気マーカーを用いた液相免疫検査法を開発している。今回、異なる種類の磁気マーカーを用いて免疫検査を行った場合の検査結果を定量的に評価することを目指し、マーカーの磁気特性を評価した。磁気マーカーは、磁気ナノ粒子の凝集体、即ち磁気クラスターであり、その磁気特性はクラスターの大きさや磁気ナノ粒子間の磁気的相互作用の強さに強く依存することが知られている。そこで磁気マーカーを、比較的直径が大きくブラウン緩和が支配的なものと、直径が小さくニール緩和が支配的なものに分けて考え、液相と固相におけるM-H曲線の違いから両者を分離した。磁気マーカーの磁気特性からの評価結果は免疫検査結果と大体一致した。このことから、マーカーが免疫検査に向いているかをマーカーの磁気特性より評価できるようになった。
2012-01-19

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