メボウキ立枯病(新称)の発生
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概要
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1999年11月に沖縄県糸満市のメボウキ(バジル:Ocimum basilicum L.)に萎凋,えそを伴う立枯症状を呈する病害が発生した。罹病株からは、Fusarium oxysporum Schlechtend: Friesが高率に分離された。また5科17種に対する浸根接種の結果,メボウキにのみ病原性が認められた。病徴を生じた株からは同一菌が再分離された。以上の結果から,分離菌をFusarium oxysporum Schlechtendahl: Fries f. sp. basilicum Dzidzaryaと同定した。本菌によるメボウキ立枯症の発生は未報告であるため,本病をメボウキ(バジル)立枯病と新称することを提案する。
- 2002-04-01
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