植物ウイルスの血清診断と免疫学的土壌検診の可能性(免疫学の最近の進歩と土壌微生物学への適用)
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概要
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植物ウイルスの血清試験法は,技法が簡便で結果の判定が迅速なことから,今日では実用診断技術として広く圃場検診に利用されている。家兎等を免疫して作られる血清はポリクロナルな組成をもつ。近年,個々の抗原性決定基に対応する免疫担当細胞をクローン化する技術が確立し,きわめて特異性の高いモノクロナル抗体の作製が可能になった。最近の免疫学の知見は,複雑な土壌中の微生物を血清学的手法によって,より的確に検出定量できることを示唆している。
- 日本土壌微生物学会の論文
- 1986-10-10
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