ヘアリーベッチ(Vicia villosa Roth)を用いたリビングマルチによる飼料用トウモロコシ(Zea mays L.)の雑草防除
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概要
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前年に播種して造成したヘアリーベッチ(ベッチ)の植生中にトウモロコシを不耕起播種した後に掃除刈りを行う「リビングマルチ栽培体系」を東北地域に導入する際の適正な作期の組合せとベッチの再生制御法を検討した。掃除刈りによって生じた枯草と再生したベッチによって,雑草は除草剤を用いることなく強く抑制されたが,ベッチの播種期が遅くなるほど,またトウモロコシの播種期が早くなるほどベッチの再生が過剰となりトウモロコシは減収した。ベッチの過剰な再生を抑制しつつ雑草を防除できる最適な播種期の組合せは,ベッチが9月下旬,トウモロコシが5月中旬であった。トウモロコシの播種時にディスクハローを用いて被覆を切断すると,ベッチの再生は掃除刈りよりも強く抑制され,ヘアリーベッチの播種期が遅れた場合でも大きな減収はみられなかった。
- 2012-04-15
著者
-
嶝野 英子
東北農業研究センター
-
魚住 順
東北農業研究センター
-
金子 真
東京農工大学:(現)九州沖縄農業研究センター
-
魚住 順
東北農研
-
魚住 順
農研機構東北農研
-
出口 新
東北農業研究センター
-
嶝野 英子
農研機構東北農研
-
魚住 順
農業技術研究機構 東北農研セ
-
金子 真
九州沖縄農業研究センター
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金子 真
東北農業研究センター:(現)九州沖縄農業研究センター
-
金子 真
東北農業研究センター
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