強度間伐後のヒノキの葉の水分特性に関する予備試験
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概要
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強度間伐(材積率約50%)の残存木に対する影響を水ストレスの観点から評価するため,間伐後8カ月が経過したヒノキ人工林において葉の水ポテンシャルおよびその他の葉の水分特性値を無間伐区と比較した。夜明け前の葉の水ポテンシャルは間伐区,無間伐区ともに-0.53MPa以上の値を示し,間伐の有無による顕著な差は見られなかった。P-V曲線法によって得られる,圧ポテンシャルを失うときの水ポテンシャル(ψ_w^<vtlp>),相対含水率(RWC^<tlp>)および十分給水した時の浸透ポテンシャル(ψ_s^<sat>も間伐の有無による顕著な差は見られず,現時点では強度間伐による残存木への著しい水ストレスは生じていないことが示唆された。
- 応用森林学会の論文
- 2009-10-19
著者
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