路車間・車車間通信のための変調散乱応答を用いた距離・速度計測とデータ伝送方式(ポストIPネットワーキング,新世代ネットワーク,ネットワークモデル,インターネットトラヒック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理,リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)

概要

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サブキャリア多値位相変調散乱を用いた50m遠隔からの距離・速度計測とデータ読み取りが同時に可能な5GHz帯でのマルチメディア無線タグシステムを提案し,試作・評価した結果について述べている.長距離化及び低消費電力化のための技術として,無線タグ側の受信回路にオープンスタブ昇圧回路とパルス鍵検出回路を用いた通信プロトコルを導入している.開発したマルチメディア無線タグシステムは,サブキャリア周波数F_<s1>=32.768kHzのフリーラン発振器を用いて精度5cmの距離計測と精度10cm/sの速度計測を行い,同時にサブキャリア周波数F_<s2>=125kHz及びF_<s3>=250kHzを用いてMPSKでのデータ通信を行う.また,時速100kmを超える高速移動の無線タグ端末であっても,距離・速度計測やデータ読み取りが可能なことを示している.さらに,5GHz帯の無線LAN規格で動作する無線タグリーダ装置を用いた測距とデータ読み取りの同時動作や,2つのタグ端末をTDMA動作で切り替えながら同時に距離・速度計測が可能であることを確認している.
2011-08-25