魚類用高精度音響測位システムの開発(水中音響)
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概要
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目視調査が難しい魚類の行動を知る手法として,魚に取り付けた超音波ピンガーが発信する信号からその存在や位置を求めるバイオテレメトリーがある.これまでのバイオテレメトリーシステムは異なる周波数のピンガーを連続的に追跡できなかった.本稿では複数台のステレオ式自動水中音録音装置(AUSOMS version 3.0)用いたバイオテレメトリーシステムを提案する.システムを構成するAUSOMS version 3.0は,超音波ピンガー信号の帯域(60〜84kHz)を低周波帯域(0〜24kHz)に変換し,14.4日間の連続録音ができる.2011年5月,広島県生野島において,提案するシステムを用いて10尾のアカメバルを同時に連続7日間,高精度にモニターすることに成功した.
- 2011-08-23
著者
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荒井 修亮
京都大学大学院情報学研究科
-
荒井 修亮
京都大学情報学研究科
-
荒井 修亮
京大院情報 日本バイオロギング研究会
-
市川 光太郎
京都大学大学院情報学研究科
-
新家 富雄
株式会社システムインテック研究センター
-
鴨志田 隆
沖電気工業株式会社
-
鴨志田 隆
海洋研究開発機構
-
三田村 啓理
京都大学大学院情報学研究科
-
鴨志田 隆
株式会社システムインテック研究センター
-
市川 光太郎
総合地球環境研究所
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