対馬暖流域におけるマダイ耳石のストロンチウム濃度変動
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概要
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対馬暖流域5漁場におけるマダイ1歳魚の耳石断面のストロンチウム濃度を, 波長分散型EPMAで分析した。その結果, 耳石断面のストロンチウムの相対的な濃度の変動には, 変動幅が小さくほぼ一定の値で推移する場合と, 耳石の成長過程において一時的に顕著な増加を示す場合の概ね2つのパターンが確認された。長崎県沿岸では, 前者の変動パターンを持つマダイのみが確認されたが, 秋田県沿岸のマダイでは, 両方の変動パターンがそれぞれ同数出現した。さらに後者の変動パターンについては, 秋田県沿岸だけでなく, 京都府沿岸や石川県沿岸で漁獲されたマダイでも確認された。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2000-01-15
著者
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