カテーテル手技医の指先情報を含む手技映像の教材化システム(協調学習と知識メディア/一般)

概要

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近年,演習を目的とした手技シミュレーションに関する研究が報告されており,技術の発展とともに,手技シミュレーションで再現できる症例や構造パターンは多様性を増している.また,IT技術の発展に伴い,eラーニングに挙げられるような,医師の学習支援システムに関する研究も報告されている.一方で,医師用の教材そのものを作り出すための支援システムに関する研究はほとんど報告されていない.本研究では特にカテーテル手技に注目し,経験の浅い医師を対象とした映像教材を,指導医自らが容易に作成できるシステムの提案と開発が目的である.支援システム作成にあたり,指導医のコメントを元に,要求分析を行った.指導医の要求には,手技のプロセスを明確にするため,カット編集を行わずに映像を整理することや,少ない負担で編集を可能とすることが挙げられた.本システムで用いる映像データは,予め記録したカテーテル手技医の手元映像とX線透視,全体映像の3つの映像を使用する.カテーテル手技において,ワイヤや手技具の持ち方が分かる手元映像と,ワイヤの動きがみえるX線透視映像は,カテーテル手技学習において,重要な情報源となる.これらの映像データに,タイトルとカテゴリ名,カテゴリ再生位置情報などのアノテーションデータを与える教材作成支援システムの開発を行った.開発されたシステムは指導医の要求を満たすものであった.また,手技時のワイヤの軌跡や,手技者の指先情報を画像から取得し,学習に有効な情報となるか検討を進めた.
2011-07-09

カテーテル手技医の指先情報を含む手技映像の教材化システム(協調学習と知識メディア/一般)

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