将来パケットネットワークに向けた技術の方向性について : NGNの更なる展開に向けて(コア・メトロシステム,フォトニックネットワーク・システム,光ネットワーク運用管理,光ネットワーク設計,トラヒックエンジニアリング,シグナリング,GMPLS,ドメイン間経路制御,ネットワーク監視,イーサネット,光伝達網(OTN),高速インタフェース,光制御(波長変換・スイッチング・ルーチング),光ノード技術,光クロスコネクト(OXC),光分岐挿入多重(OADM),光多重・分離装置,光信号処理,光スイッチ素子,一般)

概要

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IPネットワーク上で多様な品質を要求する通信サービスを統合的に扱うNGNが実現され、多様なアプリケーションでの利用が進んでいる。今後も着実に利用シーンが拡大すると共に、映像系トラヒックを中心に総トラヒックは指数的に増大していく可能性がある。将来のパケットネットワークには、経済性や省電力を考慮したネットワークのスケーラビリティや、一層のセキュリティ機能の強化やアプリケーションと連携した機能の拡充などのネットワーク機能の柔軟性を実現するための技術が必要となる。また、ネットワークトータル運用の経済性・効率性の観点から、トラヒックパターンが異なるアプリケーション別の運用管理や、イーサ系やレガシー系も含めた幅広いサービスとネットワークインフラを共通化なども求められる。今後のパケットネットワークの技術の方向性としては、10GE-PONや100G伝送等のトランスポート系基盤の容量拡大に加え、ネットワークの経済化の観点からはレイヤ2多重機能も活用したフレキシブル伝送パスによるIPレイヤ処理機能の集約的利用が重要になると考える。IP層においては、ルータが実現している多様な機能を機能分散型で実現することで処理能力向上や機能拡充の柔軟性の向上を図る技術や、ルーチング制御等における自由度拡大のためのCプレーン分離が重要になる。また、将来的にはネットワーク運用制御層においては、大容量かつ柔軟なパケットネットワークインフラが実現するプログラム可能なネットワーク資源をコーディネートし、各サービスネットワークに必要とするNW資源とその制御権を提供するネットワーク仮想化制御の技術も重要になると考える
2011-06-16

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