筋弾性とEMG及び心理的指標との関連

概要

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本研究の目的は、リハビリテーションの臨床において簡便な筋緊張評価を可能にし、筋緊張と心理的指標との関連を検証することである。対象は健常者19名とし、筋緊張は左右の僧帽筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、手指および手関節伸筋群、手指および手関節屈筋群を測定した。心理指標はEysenck Personality Questionnaire-Revised (EPQ-R)、Psychological Strees Response Scale (PSRS)、ordinate scaleの3つの心理指標による評価を行った。筋弾性計による測定と積分筋電図との高い相関を示した(r=0.44-0.76)。筋弾性の左右差では、痛み(r=0.51,p<0.05),不安感(r=0.48,p<0.05)との有意な相関を示した。本研究は、リハビリテーションにおける筋緊張評価として、筋弾性計を用いることができる可能性を示した。また、筋緊張と心理・行動面が相関することが示唆された。
国際医療福祉大学の論文
2001-12-22