マイタケ子実体の鮮度劣化についての一考察
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概要
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マイタケ子実体の鮮度劣化に対する包装材料(材質や厚さの異なるプラスチック・フイルム4種類),貯蔵温度(3,16,22℃)および貯蔵期間の影響を調べた.子実体の自己消化水の生成量を鮮度劣化の指標とした.その結果,貯蔵温度が高いほど自己消化水の生成量が増加した.貯蔵温度3℃では,包装材料の種類に関係なく,貯蔵3週間まで自己消化水がほとんど生じなかった.貯蔵温度16および22℃では包装材料の効果がみられ,2週間までの貯蔵では厚い包装材料ほど自己消化水の生成量が少ない傾向が観察された.
- 日本きのこ学会の論文
- 1998-10-31
著者
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