中学校家庭科における「食料自給率」向上のための授業実践と食品選択に関する意思決定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
わが国の食料消費は,1960年頃から大きく変貌し,豊かな食生活を享受できるようになった。今日の食生活の豊かさを実現するために食料品輸入は増大し,食料自給率は大きく低下した。本研究の目的は,中学校家庭科における食品選択の授業の中で,「食料自給率」をテーマにした授業を計画・実践し,授業終了時に,AHPを用いて生徒の食品選択行動を予想することである。AHP分析の結果,食品選択基準では,「安全性」を最優先し,次に「味・新鮮さ」を重視していた。また,地元の「長崎産」を代替案として選択すると予想された。最も選択されにくいのが「外国産」であったことから,食料自給率そのものを重要な選択基準とはしていないものの,地産・国内産志向が強く,今後予想される生徒の食品選択行動は,食料自給率の向上が大いに期待できるものであった。
- 2009-03-20
著者
関連論文
- ファジィ線形計画法による食料消費行動の最適化
- 日韓の大学生の消費者価値に関する異文化比較分析
- AHP (Analytic Hierarchy Process)による大学生の貯蓄意識の分析
- 1990年以降の家計貯蓄行動におけるライフステージの特徴(菅原民生・椛島成治・福山豊・樋口精一郎教授退官記念)
- AI需要体系による単身世帯の消費構造分析
- わが国における1990年以降の消費生活構造の特徴 : AIDS (Almost Ideal Demand System)による分析
- AIDS (Almost Ideal Demand System)による食料需要体系分析
- 家計の食糧消費に関する最適化計画
- 中学校家庭科における「食料自給率」向上のための授業実践と食品選択に関する意思決定
- 食料需要体系からみた長崎市民の消費特性 : AIDSモデルの計測
- 食料消費構造の変化誘因
- ファジィ回帰モデルによる食の外部化に関する研究
- ファジィ回帰モデルによる食の外部化に関する研究
- 食料消費行動の変化に関する計量分析
- 家計の貯蓄行動のライフステージ間格差の検証
- ファジィ回帰モデルによる外食費の研究
- 肉類消費行動の変化に関する計量分量
- ケニア・キクユ族の親族制度と子どものネーミング・ルール