ファジィ回帰モデルによる外食費の研究
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概要
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1970年代後半以降は, 食事内容よりも形態における変化が顕著にみられるようになり, 著しく食の外部化の進展している。その背景には, 消費者の生活スタイルの変化や食に対する意識や価値観の変化がある。また, 外食産業の急成長や消費者ニーズを取り入れた展開が繰り広げられているという消費者をとりまく環境変化もある。そこで, ファジィ回帰モデルを用いて外食の支出行動を分析した。同時に, 通常の回帰分析も行い両者の結果を比較してみた。パラメータの傾向は同じであったが, 絶対値はファジィ回帰モデルによる結果のほうが小さくなって, 外食費に対する変数の感度が広がりのパラメータに吸収されていることが明らかになった。外食の相対価格と習慣効果は, 外食費に対して直接的に影響しているが, 外食費と所得との関係においては, ある種のあいまいさが間接的に影響を及ぼしていることが判明し, 外食の支出行動に関する分析においてファジィ回帰モデルを適用することが有効であることが示された。
- 長崎大学の論文
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