ウオーキングイベント参加者の運動習慣および運動に対する認識の特徴と参加後の変化
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概要
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【目的】ウオーキングイベントに参加した一般住民を対象とし、イベント参加時の運動習慣と運動に対する認識の実態、および参加後のそれらの変化について明らかにする。 【方法】1.対象:山形大学医学部と山形県A市が共催するウオーキングイベント参加者のうち、満20歳以上である者。計216名。2.調査方法:初回のアンケート票は事前に開催案内通知とともに郵送し、10月のイベント受付で回収した。追跡調査のアンケート票は翌年の1〜2月に送付し、郵送にて回収した。3.調査項目:基本属性、健康状態、運動習慣、運動に対する認識。4.分析方法:χ2検定、対応のあるt検定および Wilcoxonの符号付順位和検定を用いて、参加時と追跡調査時のBMI、運動習慣(運動実施の有無、運動のステージ、外出日数、歩行時間、運動日数)、運動に対する認識(運動有能感、充足感、活動量を増やす意識、運動の負担感)を比較した。 【結果】1.運動習慣と認識の実態:8割以上の者が月に1回以上運動しており、運動のステージでは約半数が半年以上定期的に運動している「維持期」に該当した。1週間の平均外出日数6.0±1.4日、1日の平均歩行時間102.1±108.5分、1ヶ月の運動日数 11.1±11.0日であった。運動有能感(得点範囲4-28点、得点が高いほど有能感が高い)は平均20.9±3.7点、運動が足りているとする者は52名(46.4%)、活動量を増やす意識が高い者は103名(88.0%)、負担感が低い者は97名(82.9%)であった。2.運動習慣と認識の変化:外出日数および運動日数が有意(p<0.01)に減少していたが、運動実施者の割合や運動に対する認識に大きな変化はみられなかった。 【結論】イベント参加者は寒冷環境においても意欲的に運動を継続していると考えられた。
- 山形大学の論文
- 2010-02-15
著者
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