図記号のドット粗化に伴う認知の研究

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概要

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コンピュータと人間のよりよい対話環境の一つとして,アイコンとよばれる図記号を使用したコンピュータが増えてきている。アイコンを使用することで,初心者も複雑なプログラムを作成せずとも,容易にコンピュータを利用できるようになる。本研究では,アイコンの中でも主語的な意味合いを持つ,オブジェクトアイコンを対象に,アイコンのドット数を粗化することで,図記号を単純化する課程において,認識の構造を見出そうとした。まず,粗化したアイコンの識別点がどのように変化するかをアンケート調査により求めた。また,複雑さの度合いとしてエントロピーの概念を導入して,形状エントロピー値として定量化した。この形状エントロピー値と識別点の相関を調べる。更に,形状エントロピー値算出のために定めた形態要素に,心理的な認識効果の重みづけを行い,識別点を予測するモデル式を算出した。
日本デザイン学会の論文
1991-03-30

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